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野菜に旬が感じられなくなったこのごろですが、独特の香りや歯ごたえとともに、つややかな皮に包まれたふっくらした「筍」は、春を呼ぶ、まさに竹かんむりに旬の野菜です。 ビタミンB2、Cの他にカルシウムや鉄分なども含みますが、少量なので栄養的な価値は低いと言えますが、たんぱく質、糖質が豊富で、春のスタミナ食の筆頭です。 しかし、食物繊維が豊富なので、便秘の解消には一役買います。また、低カロリーなので、ダイエット食品としても適しています。 たけのこの旨味は、たんぱく質を構成するアミノ酸によるもので、栄養・味ともに、根の部分よりも、成長点のある先端のほうがすぐれています。先端部分には、1ヶ月で14〜15mも伸びる成長力の秘密が隠されているのでしょう。 たけのこの独特のえぐみは、蓚酸(しゅうさん)とホモゲンチジン酸によるものです。えぐみはカルシウムを沈着させて結石の原因となりやすいので、アク抜きをしてから調理します。堀りたてはアクがなく、生でも食べられます。 アク抜きは皮の部分にタテに1本包丁目を入れ、たっぷりの米ぬかと赤トウガラシ2本を入れた湯で1時間くらい煮ます。さまして水洗いの後、皮をむきます。
掘ってから時間が経つほどかたくなり、えぐみが増す。手に入ったら、すぐにアク抜きをして冷蔵する。 たけのこの部位別調理法 穂先・・・最もおいしいところ。先端を切り落とし、外皮を除いた内側の白い姫皮も使って、椀だねや和え物に。新わかめ、木の芽と相性がよく、若竹汁は春の和風料理の絶品。煮すぎないように。 中央部・・・若竹煮、炊込みごはんをはじめ、木の芽和え、焼き物、天ぷらなど、どんな調理法にも向く。産地では、朝堀のとびきり新鮮なものを生で刺身風に食べる。 根元・・・繊維が多く堅いが、たけのこらしい味わいは強い。堅さの原因の繊維を断つように薄切りや千切りにし、中国風の炒め物や煮込みなどに、また、すりおろして卵や粉を加え、揚げてもおいしい。 |