「ピーマン」

ピーマンの小秘話

日本では辛みを持たない唐辛子のうち、果実が大型と中型のものを”ピーマン”、
小型でしわの多いものを”ししとう”と呼んでいます。
”ししとう”は果実を獅子の頭になぞらえた命名ですが、
”ピーマン”はフランス語のピマンがなまってできた呼び名です。

呼び名の元をたどると、スペイン語のピメントに行き着きます。
なぜスペイン語にならっているかと
いうと、唐辛子がスペインから世界に広がったからです。

ピーマンはナス科の野菜です。

 

ピーマンの知られざる世界

ピーマンの栄養的な特徴としては、ビタミンCとβーカロチンが豊富なことで、特に色の濃いものほどその含有量は多いのです。ビタミンCの量は、大ぶりなものならレモン1個分に相当するほどです。しかも壊れやすいという弱点のあるビタミンCが比較的安定しているというのがピーマンのいいところ。ピーマンの組織はしっかりしているので、ほうれん草などの菜類に含まれるビタミンCよりも安定しています。

ビタミンCは人間の体に重要なコラーゲンをつくるのに必要です。皮膚、軟骨、腱などを構成し、体内の各組織を結合する役割をもっているのがコラーゲンです。つまり、ビタミンCを十分にとることは、毛細血管を丈夫にして出血を抑え、潰瘍などの傷の回復を早めることにつながります。また、ビタミンCは体の免疫機能を維持するのに必要なビタミンなので、風邪の感染を防いでくれたり、血液を浄化して血中のコレステロールを低下させる働きがあります。

子供には嫌われる原因になりやすいピーマンですが、ビタミンCとβーカロチンを一緒にとれる食品として、積極的に取り入れたいものです。

ピーマンの旬・見分け方

  • 最近では温室栽培によって、一年中店頭に出回っていますが、夏に食べるのがお薦め。というのも、ピーマンのビタミンCの含有量が、真夏には2倍近くに増えるからです。(しかも、代謝機能を活性化するので、お肌に張りも与えてくれるのです。)
  • 選び方・・・色が濃くてつやがあり、肉厚のものがおいしい。へたの部分から腐敗するので、新鮮かどうかはその部分を確かめる。
  • 保存法・・・むれないように穴のあいたポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室に。ピーマンに含有しているビタミンCは保存にも強く、30度の室温で3日間おいても、92%ものビタミンCが残留しているそうです。


一口メモ・・・ピーマンは焼くと甘味が増すそうです。