「アスパラガス」

アスパラガスの小秘話

アスパラガスとはよく考えるとおかしな名前ですが一体どこの国の言葉なのでしょう。
なんとアスパラガスは古代ギリシャ語で「雀の巣」という意味なのです。
なぜかというと、夏に2メートル以上に生長した茎の先に金魚藻のような細い葉が
いっせいに出てきます。きっとそのもじゃもじゃと絡み合った様子が雀の巣のように
見えたのでしょう。でもこれは偽葉と言って葉ではなく枝です。
アスパラガスは枝で光合成を行う珍しい植物なのです。

ヨーロッパでは2000年以上も昔から栽培され、古くは薬用にされていたそうです。

アスパラガスの知られざる世界

野菜の中でもたんぱく質がわりあい多い他、血圧を下げる効果があると言われる糖質成分のルチンが穂先の部分に多く含まれるなど、栄養価の高い野菜です。アスパラガスのたんぱく質にはアスパラギン酸というアミノ酸が多く含まれているのが特徴です。アスパラギン酸は疲労回復やスタミナ強化の薬剤にも使用されています。

ホワイトとグリーンの2種類がありますが、ホワイトは主に缶詰の加工原料になっています。栄養価が高いのはグリーンアスパラガスの方で、ビタミンAB1B2Cが多く含まれています。ビタミンB群の一つである葉酸も含まれ、これは赤血球をつくるのに大事な成分。他に鉄分も多いので、貧血を防ぐ効果があります。

アスパラガスをおいしく、しかもビタミン類の損失を少なく調理するには、ゆですぎないこと!また焼いた方がより有効です。βーカロチンの吸収をよくするためにドレッシングをかけるなど油を使うのもよいでしょう。

アスパラガスの旬・見分け方

  • アスパラガスの旬は春。4〜5月は福島や長野から、少し遅れて6〜7月には北海道産のものが出回ります。それ以外の季節に店頭に並んでいるものは、輸入品が多いようです。
  • 見分け方としては、切り口が乾いていない。穂先のつぼんだものが新鮮。中太以上の太いもののほうが、柔らかく味も良い。
  • 食べ方としては、時間をおくと堅くなって苦味が増すのでできるだけ早く調理したほうが良い。ゆでるときは長いまま根元のほうから熱湯で1〜2分塩ゆでにする。
  • 保存法としては、しなびやすい野菜なのでラップで包んで冷蔵庫に。その日に食べないときは、すぐに軽くゆでて冷凍保存するほうが味が落ちない。


一口メモ・・・皆さんもご存知でしょうが、アスパラガスをゆでるときに沸騰したお湯に1%程度の食塩を加えると味よくゆで上がります。また、色よく仕上げるためにはゆで上がったらすぐに氷水につけることがポイント!急激に冷やすことで、余熱による変色を防ぐことができます。これはアスパラガスに限らず、ほかの青野菜にも当てはまります。