せき・ゼロゼロがでる病気

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せき=病気ではありませんが、赤ちゃんは呼吸困難を起こしやすいので、
早めのケアが大切です。

観察のポイント

  1. せきの様子は?(乾いたせきか、はげしくせき込むか、ゼーゼーいうかなど)
  2. せきの出やすい時間は?(夜中、朝方、一日中など)
  3. 急に始まったせき?前から少し続いてるせき?
  4. 呼吸困難のサインはある?
  5. よく眠れている?

すぐ病院へ!の症状

赤ちゃんの気道は大人に比べて細くて狭く、筋力も未熟。また肺そのものも未熟です。そのため、呼吸困難を起こしやすく、ときには命にかかわります。原因として多いのは気管支炎や肺炎、百日ぜき、クループ(咽頭炎)など。いずれにせよ、次のような症状は呼吸困難のサインなので、救急車で病院へ行きましょう。

  • 呼吸が速く、息づかいが荒い
  • 肩で呼吸している
  • 小鼻がピクピクする
  • 鎖骨の上や肋骨の間が、呼吸のたびにへこむ
  • 顔が青白い、くちびるが紫色

こんな症状があるときは・・・

  • 冬などは室内の空気が乾燥しているために出るせきもあります。
  • けれど、長引くせきはほうっておかないのが大切。
  • 念のためいったんは受診しましょう。
  • 心配される病気も示してみたので、その病気の項目を読んでみて下さい。


  • 最初は乾いたせきだったのが、たんがからんだ湿ったせきになった→急性気管支炎
  • かぜ症状につづき、ヒューヒュー、ゼーゼーと呼吸困難のサインがある→細気管支炎、急性肺炎
  • 声がかれ、ケーンケーンと犬の遠吠えのようなせきをする→クループ(咽頭炎)
  • せきが日を追って強くなり、夜、はげしくせき込むようになる→百日咳
  • しつこいせきが何日もつづく→百日ぜき、マイコプラズマ肺炎
  • 風邪をひくたびにゼロゼロという、夜間や明け方にせきやヒューヒューがひどくなる→喘息性気管支炎、気管支喘息
  • 急にはげしくせき込み、のどをゼロゼロし始めた→気道内異物

あくまでも目安ですので自己判断せず、小児科医を受診しましょう。

どうしてせきが出るの?

  • せきやゼロゼロはすべて「のど」から出ているものと思っている人も多いですが、それはまちがい。
  • 確かにウィルスなどの感染によってのどに炎症は生じると、せきが出たりゼロゼロしたり、熱が出たりしますが、すべての病気がのどから順番に始まるわけではありません。
  • もちろん、かぜをこじらせて炎症が気管支や肺など奥に進むケースは多いですが、未熟な赤ちゃんの場合、のどを通り越していきなり気管支や肺などから炎症が始まる場合もあるので注意が必要です。
  • また、ときには熱はないのにせきだけがしつこくつづくということもあります。この場合も早めに受診しましょう。
  • ごくまれですが、熱の出ない気管支炎や肺炎もあるからです。

せき止めは使っていい?

  • せきはたんを外に出す体の大事な防衛反応でもあるので、むやみに止めないほうがいいのです。
  • 医師が処方するのも、たんをとかす薬や気管支を広げる薬などが中心。自己判断で市販のせき止めを使わないようにします。

よくゼロゼロする子は?

  • 呼吸のたびにのどや胸からゼロゼロ、ゼーゼーが聞こえてくる赤ちゃんもいます。
  • これは空気の通り道である気管や気管支が狭くなってるために出る音で、医学的には「喘鳴」といいます。
  • 気管支炎や肺炎など病気でこうした音が出ることもありますが、熱もなくて食欲もある、きげんもいいというなら一般的に心配はありません。
  • 赤ちゃんののどは細くて狭いので、少しミルクが残っていたり、分泌物がふえるだけでもこうした音が出るのです。大きくなるにつれ自然に治っていきますから心配しないで。
参考文献:わたしの赤ちゃん、別冊病気大百科より