8月 17 2007

しばらくは熱中症に注意を まめな給水が予防の決め手

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2007年8月16日】

 猛暑が続くと気になるのが熱中症。重いと死に至ることもある。発症者は例年7、8月に集中するが、梶原洋子(かじわら・ようこ)文教大教授(スポーツ医科学)は「暑い日はもちろん、徐々に涼しくなっても大丈夫と思わないこと。急に暑さがぶり返すと、体が追いつけず注意が必要」と訴えている。

 熱中症は日射病や熱射病、熱けいれんなどの総称。体が周囲の熱を吸収して体温が上がり、汗をかいて脱水状態になる。運動中は筋肉が熱を生むため二重に危ない。予防の決め手は「小まめな水分補給」。特にお年寄りや赤ちゃんには注意が必要だという。

 梶原教授によると、体重の2%を超える汗をかくと体温調節が難しくなる。体重50キロの人なら1リットル(1キロ)。「のどが渇いた」状態がこれに当たる危険領域で「渇きを覚える前に水分を取ることが大事」という。

 体温調節ができなくなると、頭痛や吐き気が起きる。動作が鈍り、意識が混濁したら最重症。救急車を呼び、涼しい場所に移して服を緩める。水があれば口に含んで霧状に吹き掛け、汗の代わりに気化熱で体温を下げる。太い血管がある脇の下や首、太ももの付け根などを冷やすと効果的だ。

 室内でも安心できない。冷房がないと室温が30度を超えることもあり、寝ていても相当の汗をかく。のどの渇きを感じにくいお年寄りは手遅れになりがち。自分で水分をとれない赤ちゃんも、周りが気を付けて。
 運動や仕事で大量に汗をかくなら、塩分補給も大切。スポーツ飲料のほか、梅干しや塩昆布なども有効だという。

 外出前や寝る前の1杯の水も効果的だという。ただ「水分補給に」とビールを飲むのは逆効果。飲んだ以上の水分がおしっこで出てしまい、かえって脱水症状が進んでしまう。ご注意を。

8月 13 2007

全国で熱中症被害相次ぐ 東京、神奈川で死亡も

記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2007年8月13日】

 列島各地で猛暑が続く中、12日も全国的に熱中症による被害が相次ぎ、東京都と神奈川県で2人が死亡した。

 東京消防庁によると、都内で20人が救急搬送された。台東区の民家では、女性(87)が布団の中で意識不明になっているのを家族が発見し、病院に運ばれたが死亡。熱中症の疑いと診断された。ほかに都内の男女2人が重症となった。

 神奈川県大和市でも路上に男性が倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。大和署によると、亡くなったのは大和市内の男性(35)で、熱中症が原因とみられる。

 秋田市では田んぼの中で女性(82)が倒れているのを親類の男性が発見。消防などによると、意識不明だったが、症状は良くなっているという。

 また石川県警は12日、金沢市の建築作業員(56)が11日に建設現場で体調不調を訴え、熱中症による循環器障害で死亡したと発表した。

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